2015/01/31

オレの娘はオレのモノ、キサマの娘もオレのモノ!?(笑)【プリズナーズ】


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2013年/ワーナー










どーもどーも!!



今日紹介する映画はコレ!!






【あらすじ】

家族と過ごす感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪(しっそう)する。手掛かりは微々たるもので、警察(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は難航。父親(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者(ポール・ダノ)の証言に犯人であると確信し、自らがわが子を救出するためにある策を考えつくが……。 






【感想】



どうも~
先月TSUTAYAのお年玉タダ券で準新作と旧作DVDを借りて旧作の方をタダにされ「大損じゃねぇか畜生ー‼‼‼」と喚きちらしたえだまめです。



本日ご紹介する映画はですねぇ~



何の前知識もなくヒュー様、怒りの大暴走」というキャッチフレーズに引かれ(そんなものありません笑)誘拐された愛する愛娘を取り戻すべく、法律ギリギリ(こういう場合大抵ギリギリはみ出る笑)で犯人の元へ殴り込みに行く・・・というオヤジ爆発「96時間のような、そんな映画を期待して借りてみた1作!!題して


【プリズナーズ】‼‼



いやぁ~、参っちゃいましたよ~

















全然ちげえじゃねえかよおおおおおお‼‼‼(笑)
(何が「怒りの大暴走」じゃ‼‼笑)






否‼‼本作はそのようなアクション映画ではございません‼‼‼





では一体どんな作品なのか・・・・











【特徴 その①】
この映画を、「見くびる」なかれ。







いや~面白い。実に本作は面白い。





本作は、えだまめ個人的にあのドラゴンタトゥーの女】【ゴーン・ガールフィンチャー作品だけかい笑)に匹敵するいや、正直言ってもいいですか?私あねぇ【ドラゴンタトゥー】よりかは断然面白いと思いますけど!?(笑)


・・・と言えばなんとなく察しがつくであろうあまり日本では評判になってないらしいどすが本作は間違いなく









超超「S級」ミステリー大作なのであります‼‼





「B級」でも「C級」でも「Z級」でもございません‼‼




本作のミステリー「レベル」は非常に高い‼‼



そして作品の「完成度」もまた他と群を抜いて高いとまず視聴者に訴えたい‼‼(笑)




これって原作あるんすか?もしないとするなら本作の脚本は相当スゴイと思うのですが!?



大筋はこうです。ある日友人宅に遊びに来ていたウルヴァリン一家の幼い長女、それから友人の次女2人が突然の失踪。騒動はすぐさま少女誘拐事件と発展するも、その後犯人と疑われる男はあっさりタイーホされ、後はその変態ロリコン野郎から少女の居場所を聞き出すだけかと思いきや・・・・



次々と明らかとなる事件の新事実。謎が謎を呼ぶ怒涛の急展開。

事件の真相は?犯人は?そして幼い少女たちの行方は?

2時間半と長編ながらも、終始緊迫した緊張感と手汗がハンパない(笑)スリル満点のサスペンス。


決して難解過ぎてぼくちんわかんなーい。と置いてけぼりになることもなく、しかしそれでいてなかなかどうして「謎」が付きまとい、一歩答えに近づいたかと思えば、また一歩答えが遠ざかってしまう・・・

まるで「本格的推理小説」を呼んでいるかのような、「ええ!!どゆこと!?マジどゆことっすかパイセーン!!!(泣)」状態に一度陥ってみてはいかがでしょうか?




映像もとてもシンプルかつリアリティ重視でこの辺はなんだか近年のフィンチャー作品を模倣しているのか、似ている点ではあります。




そして事件を捜査するうえでの道徳的に動く警察&衝動的に動く被害者家族との対立・・・・








【特徴 その②】
おいポリ公‼‼ちゃんとお仕事してんのかよおお‼‼‼(泣)




ヒュー・ジャックマン演じる、まるで等身大の良パパことケラー・ドーヴァー


三度の飯より娘を可愛がり、長男にはシカ狩りに行き「生きる」とは何かを問う個人授業を開催するまでの育メンっぷりを発揮する誰よりも頼もしい家族の大黒柱・・・・



そんな役柄がホントヒュー様ベラボウにぴったんこカンカン過ぎて日頃の良イメージからなのか、まるでプライベートな彼の日常を見ているかの如く(富士山を息子と登頂する一面からも?笑)、【ムービー43】で喉仏タマタマ男爵などとゲスの極み演技を見せていたとは考えられない、非常に素晴らしい演技を見せているのですが・・・・





そんな良パパが「ある日」を境に恐ろしく「豹変」してしまいます。




明らかに事件の真相を握っている犯人を証拠不十分という理由で警察はあっさり仮釈放しちゃうもんだからまあ大変












「拘束しとけって言っただろ‼‼なーんで釈放しちまうんだよおおおおお‼‼‼‼」





とこれまで見たこともない怒り顔で警察に訴えるわけなんですね。ですが警察はなかなか言うことを聞き入れてくれない・・・


事件の担当を受け持ったジェイク・ギレンホール演じるロキ刑事の説得にもなかなか応じず「はぁ・・・マジめんどくせえこのオヤジ(泣)」とアタマを悩ませる存在となってしまいます。






そしてなおもそのおやっさんの暴走は加速し、ついにある「とんでもない行動」をとってしまうのであります!!



これがねぇ・・・非常に考えさせられるというか、もし仮に・・・仮にですよ?すっげぇーごく稀に(笑)吾輩にジュニアか娘が誕生したとして(まめ2世とでも名付けようか)その子が誘拐され、そして未解決のまま犯人が釈放されちまったら、と考えると・・・




これは非常に難しい「モラル」に訴えかけてくる作品でもあるのです。



愛するファミリーのいるご主人なら、彼のとった行動ははたしてどう映るのでしょうか。



決して擁護は出来ない、ただ理解は出来る。ヒュー演じるケラーの「心情」と「葛藤」も本作の最大の見せ場であり問題提起されております。


で、先に出たジェイク演じるロキ刑事(なんか悪魔みたいな名前やな笑)



序盤からよー画面に映りますなぁー。と正直はじめはヒュー様視点で描かれる作品かと思い、ここまでジェイクをフィーチャーする必要が果たしてあるんかいなぁ?と思って見ていたのですが







【特徴 その③】
「ええ‼‼ちゃんと誠心誠意捜査しとるわ‼‼‼(笑)」




彼も本作の主人公であり、それは最後まで見ていただければ分かるのですが、



彼はそんな感情むき出しに動いているヒュー様とは対照的に、非常にクールかつ冷静な判断で事件を次々と解明していきます。


モチのロン彼は職務として捜査しているわけではありますが、ですが彼にだって「なんとしてでも少女達を救出する」という熱い熱意を済まし顔にも内に秘め、決して諦めようとはしなかった・・・





つまりはラストで訪れる衝撃な展開の分かれ目はココではないかと。




感情論だけで行動し、最後は神に自らの犯した罪に許し貰おうと祈りを捧げるまで精神的に滅入ってしまったヒュー様、反対に法に乗っ取り最後まで冷静に事件を見つめたジェイク・・・



ラストの衝撃的な結末だけでも面白いのですが、事件の真相に挑む両者の結末がまるで違うのは、なにかそういった因果があったからなのではないか・・・とこれまた考えてしまいました。




いやーしかし今年は【ゴーン・ガール】もそうだったが、久しぶりにクオリティの高いミステリーを新年早々見させてもらいましたなぁ~(*´ω`*)サスペンス、そしてミステリーファンの皆様&ヒュー様の今までにない「凶器」な演技にも注目‼‼な1本です。









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